低用量ピルと太る副作用の関係|服用中にできるダイエット法とは

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避妊だけでなく、月経周期の改善や吹き出物の予防、*子宮内膜症や子宮がんなど女性特有の病気のリスクを下げる効果もあり、低用量ピルは様々な目的で処方されています。

ただ女性にとって嬉しいお薬である反面、使用すると『太ってしまう』とも言われ、副作用が気になるもの・・・。

副作用で『太る』と言われているピルですが、実はピル自体には体重を増加させる成分は入っていません

妊娠中の女性と同じように食欲が増したり、体が水分を蓄えむくみやすくなるといった症状は、ピルの作用で体が擬似的に「妊娠状態」になることが原因で引き起こされているものなのです。

今回は『低用量ピルを飲むと太りやすい』と言われる理由や、副作用が起こる原因、太りやすい体質や、ピル服用中に体重増加をおさえる方法まで詳しくご紹介します!

*子宮内膜症・・・子宮の内側にあるはずの子宮内膜が、卵巣や腹膜など、子宮以外の場所で増殖と剥離を繰り返し、痛みを伴う症状。

 

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副作用の少ない低用量ピルで太ることがある

低量用ピルは、避妊効果を保ちながらも含まれているホルモンの量が最小限に抑えられているので、体への負担はさほど大きくはありません。

ではなぜ低用量ピルを服用すると、「太る」と言われているのでしょうか。

ピルによる副作用の種類

処方されるピルの種類にもよりますが、主な副作用は大きく2種類に分けられます。

 

①軽めの副作用

●一時的な症状

吐き気、頭痛、乳房の張り、にきびなど

●長期的な症状

微熱、出血など

→このような小さな副作用のほとんどは、ピル服用を継続することで徐々に症状がおさまっていきます。

 

 

②重めの副作用

子宮がん、乳がん、*血栓症(けっせんしょう)

→これらの深刻な症状は、20歳代では約1万分の1の確率で発生すると言われています。

 

そしてピル服用の副作用として明記されていない場合でも、妊娠初期症状であるつわりのような、食欲増進むくみによる体重増加、また食欲不振による体重の減少を引き起こすことがあります。

*血栓症・・・血管内で血液のかたまりができてしまい、血流が滞る症状

 

副作用が起こる理由

低用量ピルを飲んでいるときのからだの状態は、例えるならば「妊娠にとても近い状態」だといえます。

妊娠中には*エストロゲンと*プロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンが大量に分泌されることで、卵巣は*排卵を起こさず休眠状態に入ります。

低用量ピルからエストロゲンとプロゲステロンを摂取することで妊娠中の女性のホルモンの状態と似せ、「現在妊娠中である」と体に勘違いさせることで排卵がなくなり、結果として避妊につながります。

そのため、妊娠初期によくあらわれる症状(気持ちが悪くなる・食欲増進・吐き気・頭痛・乳房が張る・むくみなど)と、ピルの副作用で見られる症状はよく似ています。

つまりピル自体には太る成分はないものの、ピルの働きで体が妊娠と錯覚して赤ちゃんのために水分や栄養を体にため込もうとすることこそが「ピルを飲むと太りやすい」と言われる理由なのです。

実際にピルを飲み始めてから1ヶ月頃までに、もしも極端な体重変化が見られ心配な場合は、早めに担当医に相談することをお勧めします。

 

*エストロゲン(卵胞ホルモン)・・・妊娠をするために女性らしい体を準備するホルモンで、子宮に直接作用する。受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚くしたり、幸福感や満足感を感じる神経伝達物質セロトニンの分泌を促す作用がある。

*プロゲステロン(黄体ホルモン)・・・妊娠を手助けするホルモン。妊娠前は受精卵が子宮内膜に着床しやすいように、また妊娠後は妊娠を継続させるように働きかける。

*排卵・・・卵子が卵巣から放出されること。

 

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ピルで太りやすい人の体質とは

妊娠初期の症状が人それぞれであるように、同じ分量の低用量ピルを服用しても太る人と太らない人がいます。

低用量ピルは体質によって合う合わないが大きい薬なので、ピル使用中の体調の変化に十分注意して体重管理をしましょう。

ピルにより太りやすい体質の人の特徴を2つご紹介します。

 

食欲亢進作用による食べ過ぎ

ピルを服用してから、気付かないうちになぜかいつも食べ過ぎてしまっていませんか?

ピルの種類によっては、食欲を増やしたり減らしたりするような副作用が過去に報告されています。

しかし、必ずしもピルの副作用によって食欲が増すばかりではなく、ピル服用により体調が良くなることで食欲が増すケースも考えられます。

ピル服用に関わらず、食べ過ぎれば当然体重は増加するので注意が必要です。

 

保水力の高まりによるむくみ

ピルを服用すると顔や足がむくみませんか?

ピルに含まれるエストロゲンという女性ホルモンは、体内にナトリウムをためる働きがあります。

体内でナトリウムの量が増えることで体が水分をためこみやすくなってしまい、体にむくみとして現れることがあります。

本来体内にあるエストロゲンは体内の水分をキープし、皮膚の老化を抑える重要な役割を担っています。

しかしピルでエストロゲンの量を増やすことで体内の保水力が必要以上に高まると、むくみを引き起こし体重が増加につながる要因となっているのです。

むくみが酷い状態をいつまでも放っておくと、水分と脂肪が混ざり*セルライトになってしまうこともあるので、日頃からむくみ対策を行うようにしましょう。

 

*セルライト・・・女性ホルモンや肥満の影響で、皮下脂肪の内外に脂肪やコラーゲン線維が沈着したもの。体の表面に凸凹した形であらわれる。

 

ピル服用中のダイエットは可能?

ピル服用中はホルモンバランスの調整をしているため、ダイエットは正しい方法でする必要があります。

特に食欲がわいてしまったり、むくみがひどい時は、いつも以上に食事のコントロールや軽いエクササイズなどのむくみ対策も欠かせません。

 

食欲を上手くコントロールする

ピルで太ってしまうことを予防するには、カロリーを抑えた「バランスの良い食事」をすることが大切です。

と、頭ではわかっていても、忙しい毎日の生活の中での食事はどうしても好きなものに偏りがちです。

そこで簡単に実行できる下記のポイントを意識しながら、食欲をうまくコントロールしていきましょう。

 

◆まんべんなく食べる

毎日の食事を振り返る習慣をつけましょう。

例えばお昼は麺類が多い、普段肉をよく食べるけれど野菜や乳製品を摂ることは少ないなど、自分の食事パターンを把握します。

調べたパターンを踏まえて、摂りすぎなものは控え、足りないものを意識して摂るようにすれば、自然と食事バランスは整ってきます。

 

◆朝食はしっかりと食べる

食べ方にも工夫が必要です。

1日の摂取カロリーを抑えるために、朝食を抜く・1日2回の食事にするなどの方法は、体重や体脂肪を落とす上でマイナス要因となってしまいます。

夕食後は寝るだけなのでエネルギーがあまり消費されません。

夜の摂取カロリーが多ければ、それだけ脂肪になりやすくなります。

朝はしっかり食べて、昼と夜は摂取量やカロリーを少し減らすことを意識しましょう。

 

 

むくみ対策

食欲と並んで気をつけるべきは『むくみ』です。

むくみによる不快感や痛みを放っておくと慢性化してしまいますので、こまめなケアが大切です。

【マッサージ】足編

① 足がむくみそうだと感じた時は、靴を脱げる場所に移動します。

②イスに腰かけもしくは床に座り、まずはストッキングや靴下の先を【軽く引っ張ってすぐに離す】事を2回繰り返します。

すると足先の詰まっていた感じが解消されていきます。

③イスに腰かけたまま(床に座ったまま)、ひざをまっすぐに伸ばします。

その状態で足の指を動かしたり、足首をぐるぐる回しほぐしていきます。

その際、「足先」や「ふくらはぎ」にしっかりと力を入れ、血液が流れるような感覚をイメージしましょう。

④ 最後に、イスの背もたれに沿って背中をぐーっと伸ばしましょう(床なら仰向けに寝て全身で伸びをします)。

たったこれだけで、ふくらはぎにスイッチが入り、リンパの流れを促進することができます。

 

むくみが痛みに変わる前に、小まめにこのエキササイズを行うようにしてくださいね。

その他にも、むくみの症状を和らげるために次のようなものも効果的なので、試してみてください。

・着圧ソックスをはく

・ハーブティーを飲んだり、湯船に浸かって身体を温める(血流がよくなります)

・スケジュールをゆったりにする(むくみは体が疲れているサインでもあります)

・スイミングをする(水圧や水流の効果でむくみが改善されます)

・塩分を控える

 

 

 

最終手段はピルの種類を変えてもらおう

食事改善やエクササイズなどを行っても、体重増加が改善されず気になる場合には、医師に相談しピルの中でも比較的太りにくいといわれる種類への変更を検討してみてください。

もちろん個人差があるので、太りにくいといわれるピルでも、食欲増加や体重増加につながる可能性はあるということは忘れないようにしましょう。

 

まとめ

低用量ピルには、避妊のほかにも婦人科系の病気の予防や、生理痛の症状緩和など、様々な効果が期待できます。

ただし、ピルを服用することで、体重増加やむくみを含む「副作用」が現れることもあるので、医師の支持に従いながら適切に使用するようにしましょう。

体重増加やむくみの症状を抑えるために、日頃から食事のバランスに気をつけ、むくみ解消をするエクササイズなどもこまめに行い、快適なピル生活を送ってください。

 

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