【卵子の寿命】と年齢による卵子の劣化の影響について

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女性の生殖機能の中でも、『卵子』は赤ちゃんを産むためにとても重要な役割を果たすものです。

女性として生を受け誕生した時には、すでに卵子の数が決まっていると言われており、加齢と共に老化・減少していくと言われています。

卵子が老化すると排卵される確率が低くなり、排卵・妊娠されても染色体異常による先天性疾患が発症する確率が高くなります。

この記事では排卵後の卵子の寿命や卵子の老化による影響、卵子の質を上げる方法などをご紹介しています。
特に高齢での出産をご希望されてる方は是非参考にしてください。

 

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卵子の寿命は一般的に12時間〜24時間

排卵時に卵巣を飛び出した卵子が卵管の先にある卵管采に取り込まれると、少し奥に入ったまま、卵管膨大部で精子を待ちます。
そこにタイミングよく精子がやってきて卵子とうまく交わることができれば、受精が成立するのですが、卵子は体内にいる間ずっと生き続けられる訳ではありません。

実は、卵子には寿命がある上に、精子との受精可能時間さえも限られているのです。

排卵した卵子の寿命は、わずか12~24時間といわれており、卵子と精子の受精を成立させられる時間は卵子寿命よりさらに短く、排卵後の約6~8時間です。
そのため、妊娠を希望する場合、排卵時期を見極めることが非常に大切になってくるのです。

加齢とともに卵子は激減していく

一般的に、妊娠適齢期は20~34歳だと言われています。
35歳辺りから受精卵になりうる可能性をもつ卵子の数が激減し、それに伴い卵子の質が落ち、妊娠に必要な黄体ホルモンの分泌量も低下することで、妊娠の可能性が低くなってしまうのです。

年代別、排卵される卵子の数は以下のようになっています。

 

20歳 約1,000個
30歳 約500個
35歳 約100個
40歳 約10個

 

34歳くらいまでは選べる卵子の数が多く、排卵される卵子の質も比較的良いので、その分妊娠率も高い状態を保てます。
しかし35歳以上になると、候補となる卵子は増えることはなく、少なくなる一方のため妊娠の確率が下がっていってしまいます。

通常、胎生期に作られた卵子は、増殖するものの決して増えることはありません。
生まれる前から減少をはじめるため、月経開始以降も急速に減少し続けていき、使い切るころに閉経となります。

加齢とともに卵子も老化する

「卵子の老化」

この言葉から想像する状態とは違い、実際の卵子の老化の現象は、【卵子が本来妊娠可能な状態まで成熟・完成しない為に、排卵される確率が低くなる事】を言います。

卵子の素となる「一次卵母細胞」と言うのは、女性が生まれた時から数が決まっており、体内にストックされている状態にあります。

女性の体が成熟期に達したとしても、この一次卵母細胞が新しく作られたり、さらに数が増えるという事はありません。
生まれながらに数が決まっている卵子は、加齢と共に卵巣機能が衰えていく事もあり、ストックされている全てが健康な卵子として排卵される訳では無いのです。

例えば、20歳で排卵した卵子は生後20年経過した細胞という事になりますし、40歳で排卵した卵子であれば、40年経過した細胞と考えられます。
卵巣も同じように卵巣年齢を重ねる事で、機能が衰え、生殖細胞として卵子を排出する働きが衰えていきます。

卵子の老化というのは、すなわち「卵子の質の低下」を意味するのです。

染色体や遺伝子異常

加齢による卵子の変化において、数的な減少ももちろん問題ですが、実は卵の染色体の問題も妊娠のしやすさに大きく影響しているのです。
卵子というのは、染色体を半分にするための減数分裂の途中で眠っています。

通常、排卵直前に染色体の数は半分になるものなのですが、加齢による染色体や細胞質の劣化から23対(46本)の染色体がきれいに半分に分離できなくなり、染色体の数的異常が起きやすくなります。

もし染色体分配に誤りが起こると、染色体数が異常な卵子が作られてしまいます。
このような卵子は、受精したとしても大半が出産まで至りません。

出産に至ったとしても、ダウン症などの染色体数異常による先天性疾患を引き起こしてしまうのです。

卵細胞質の変性

加齢に伴ってホルモンの分泌量が低下すると、卵子が育ちにくくなるので、成長がゆっくりになります。
すると卵胞(卵子が入った袋のような組織)があるにも関わらず、中の卵子が成長しきれずに未熟な状態で出来上がってしまいます。
その結果、変性卵ができるのではないかと考えられています。

妊娠に適した卵子というのは、球に近い丸い形をしていて、透明感があります。
一方、変性卵は形がいびつで透明感がなく、卵子としての質が低いと判断されます。

卵子の劣化

年齢を重ねるほど卵子へのダメージは蓄積し、劣化も進んでいきます。
具体的に「何歳から劣化していく」というものではなく、生まれたときから年を重ねる度に卵子も老化していくものなのです。
またその他にも、子宮や卵巣の病気環境汚染過剰なストレス偏った食生活体の冷え喫煙習慣などの刺激も卵子の劣化を加速させてしまう要因となります。

劣化してしまった卵子を元通りにすることはできないので、卵子の劣化速度を緩やかにし、できるだけ良質な状態に保っておくことが大切です。

 

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卵子の質をあげるには

卵子の老化を予防するために、私たちがすぐに実践出来ることはあるのでしょうか?

まず、規則正しい生活習慣と食生活を整えることが大切です。

体を温めたり、成長ホルモンが分泌される時間帯を考え、遅くとも夜の12時までには就寝するなど、自分の身体をしっかりと労って(いたわって)あげましょう。

また、体の細胞はさまざまなストレスにも弱いので、できるだけリラックスできる時間を積極的に生活に取り入れましょう。

このようなシンプルな行動を意識して実行していくことで、卵子の質と寿命を保つことにつながっていきます。

まとめ

以前に比べ、40代の女性が妊娠・出産をする事が多くなってきました。
妊娠適齢期といわれる25〜35歳の間の方が無事に妊娠・出産を終える確率が高く、妊娠中のトラブルなども軽くて済むにも関わらず、「歳を重ねても子どもは産める」と考え、妊娠よりもキャリアを優先する女性が増えているのです。

しかし残念ながら、歳を重ねるごとに卵子が老化していくことを止めることはできません。

卵子が老化すればするほど、不妊や赤ちゃんの先天性疾患の確率が高まってしまいます。

「今すぐじゃないけど、いつかは子どもが欲しいな」とのんびりとでも出産を望んでいるのであれば、タイミングを逃さないように、早いうちからパートナーと今後の計画を見直してみてくださいね。

 

 

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