【育児書だけが全てじゃない】授乳回数が多い赤ちゃんの対処法

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育児本に書いてある目安よりも、授乳回数が多すぎたり少なすぎたり・・・。
特に母乳育児の場合、新生児が飲んでいる母乳の量が正確にはわかりにくいので心配になりますよね。

母乳は消化・吸収にすぐれているので、1日に何度授乳しても飲みすぎにはなりません。
しかしミルクは母乳に比べてカロリーが高く消化に時間がかかるため、次の授乳までは3時間空けるのが理想とされています。

ただし赤ちゃんにも個人差やクセがあるので、赤ちゃんの体重や体調など様子を見ながら調整をすることが大切です。

今回の記事では授乳について、また授乳・ミルク量がわからない時に赤ちゃんの健康に問題がないかを見分けるポイントなどお話していきます。

 

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赤ちゃんの授乳回数が多いのはダメなの?

母乳のみ与えている場合は多くても大丈夫

【母乳は1日に何回でも、赤ちゃんがほしがるだけ飲ませていい】
といわれますが、実際のところはどうなのでしょうか。

母乳は消化・吸収に優れており、普段母乳だけを与えて赤ちゃんを育てている場合はいくら与えても飲ませすぎになることはありません

母乳中に含まれているタンパク質はすでに分解されているので、消化機能が未熟な赤ちゃんの腸に負担をかけにくくなっています。
さらに、栄養素を分解し消化を助けながら吸収を促す「酵素」も母乳中に含まれていることから、母乳を好きなだけ飲ませても問題はないと言い切れるのです。

飲ませる量を調節出来るミルクとは違い、母乳は毎回出る量が異なるので、間隔は気にせずに赤ちゃんが欲しがる分だけ飲ませてあげましょう。

ただし、いくらあげても赤ちゃんがお腹を空かせている場合は、母乳の量が足りていない可能性があります。
その時は『完全母乳』にこだわりすぎず、ミルクを足して調整をしてあげてください。

 

ミルクは原則3時間空けて

【ミルクをあげる時は最低でも3時間の間隔をあける】
必要があるのはなぜなのでしょうか。

ミルクは母乳とは違い、人工的に作られているものです。
どうしても胃に負担がかかるため消化に時間がかかったり、母乳よりもカロリーが高い事から肥満の原因にもなってしまいます。

一般的にミルクを3時間おきで与えるのは生後【4~5ヶ月】くらいまでだと言われています。

生後6ヶ月前後からは離乳食が始まる事もあり、徐々にミルクを与える量が減ってくることが一般的です。

 

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育児書はあくまでも「平均値」と捉えて

多くの育児書には、よく『◯◯した方がいい』『◯◯でなければ赤ちゃんに悪影響』などと記載があり、お母さんはその通りでないといけないのだと神経質になってしまいがちです。

しかし、本やネットからの情報はあくまでも『平均値』であり、赤ちゃんがその平均通りに当てはまるとも限りません。

例えば育児書には、『授乳回数は1日に7~8回』と書いてあるとします。

しかし実際は、その回数よりはるかに多く授乳が必要な赤ちゃんはたくさんいます。

なぜなら、特に低月齢の赤ちゃんは元々おっぱいを飲むことが下手で、 一度に飲める母乳量が少ないからです。

そして日々の授乳を通して、赤ちゃんがおっぱいの飲み方を練習をしていくうちに、やっと【平均値】に近い母乳量を1度で飲めるようになっていくものなのです。

大人でも得手・不得手があるように、すぐに母乳の飲み方が上達する赤ちゃんもいれば、時間がかかる赤ちゃんもいます。

何度もおっぱいを欲しがったとしても、授乳に1時間かかったとしても、赤ちゃんに合わせて練習していくしかありません。
ただ10分・15分おきなど、あまりにも短い間隔で頻回授乳が続くときは、母乳の生産が追いつかなかったり、ママにとっても疲労がたまり悪循環になりかねません。

そのような場合は赤ちゃんを抱っこして部屋の中を散歩したり話しかけてあげるなどして、1時間ほど間隔があけられるようにコントロールしてあげると良いですよ。

ミルクの場合も同様です。
必ず『"間隔を3時間あける"事を守らなくては!』とストイックになりすぎず、あくまでも目安として考えて赤ちゃんが欲しがるタイミングで与えるようにしましょう。

どうしても不安な場合は一人で悩まず、かかりつけの医師や助産師さんに相談するようにしましょう。

 

 

大事なのは赤ちゃんの毎日の様子

体重がきちんと増えているかどうか

授乳回数よりも信頼できるのが、赤ちゃんの体重の変化です。

赤ちゃんは生後1ヶ月には、出生時から約1kg体重が増え、生後3ヶ月には出生時の体重の約2倍になっていることが大体の目安となります。
生後1年になる頃には出生時の約3倍にも体重が増えていきます。
ただし、赤ちゃんの体重が1日に50g以上増えている場合は、飲ませ過ぎの可能性があるので注意してくださいね。

母子手帳に掲載されている『*発育曲線』のグラフをもとに、生後1ヶ月から5ヶ月までの赤ちゃんの平均体重をご紹介します。
もちろん、この数値内におさまらない体重の赤ちゃんもいますので、あくまでも参考にしてください。

*発育曲線・・・乳幼児の身体的発達の程度を、縦軸に身長と体重、横軸に年齢などのデータにより、グラフで表した曲線。厚生労働省では10年ごとに乳幼児の身体発育価を調査し、発育曲線を更新している。

 

生後1ヶ月 男の子 3.5~4.84kg
女の子 3.4~5.5kg
生後2ヶ月 男の子 4.4~7.2kg
女の子 4.2~6.7kg
生後3ヶ月 男の子 5.1~8.1kg
女の子 4.8~7.5kg
生後4ヶ月 男の子 5.7~8.7kg
女の子 5.4~8.2kg
生後5ヶ月 男の子 6.1~9.2kg
女の子 5.7~8.7kg

体調はどうか

母乳が足りているのかどうかが心配なときは、赤ちゃんの体調に問題がないか確認するようにしましょう。

先にお話した通り体重増加のチェックは欠かせませんが、その他にも体調をチェックする方法があるので紹介していきます。

■飲ませ過ぎのサイン
・ウーウーという唸り声をあげたりいきんだりする
・授乳後にゲップをさせても頻繁に吐いてしまう
・鼻が詰まったり、ゼコゼコという呼吸をするなど風邪の症状が見られる
・眠りが浅い
・排泄が多い

■足りないサイン
・授乳後すぐに泣き出してしまう
・おしっこやウンチの回数が少ない
・授乳時間が長い
・頻繁におっぱいやミルクを欲しがる
・おっぱいが張る感覚がない

新生児が母乳やミルクを飲み過ぎてしまう主な原因は、お母さんが「赤ちゃんが泣く=お腹が空いている」と捉えてしまうことにあります。

泣くたびに授乳をしたり、足りないのではないかとすぐにミルクを足したりすることで、赤ちゃんは飲み過ぎで*過飲症候群を引き起こしてしまう原因となります。

また、母乳の分泌量が多すぎて母乳パットがいつまでも手放せない、授乳中赤ちゃんの口からミルクがあふれる・むせる事に心当たりがある場合は、*母乳分泌過多症の可能性があります。

母乳が足りない原因もさまざまですが、十分な母乳の確保に欠かせないのは、水分補給とバランスの良い食生活です。

水だけではなく、スープなどからも水分は摂取できるので、特に授乳期間中はこまめに水分補給をしてくださいね。
また、母乳はお母さんの血液からできており、食べた食事がそのまま母乳の質に影響します。
お菓子やインスタント食品などはなるべく避け、野菜・肉・魚などを積極的に取り入れた、健康的な食生活を心がけましょう。

*過飲症候群・・・母乳やミルクの飲ませすぎが数週間続く事で起こる症状。
*母乳分泌過多症・・・赤ちゃんが飲めるよりも多くの母乳が作られてしまう症状。乳腺炎の原因ともなる。

 

まとめ

母乳が出にくく頻回授乳であつたり、逆に出すぎて赤ちゃんが吐いてしまったりと、ママの心配は尽きません。

自分の母乳が不足しているか、それとも十分なのかを判断する事はとても難しいものです。
そんなときに最も参考になるものが、日々の赤ちゃんの様子なのです。
本やスマホの情報も確かに大切ですが、それらばかりに気を取られず、自分の赤ちゃんは何を求めているのかをしっかりと観察してあげてください。

自分では判断できない場合は、一人で不安を抱え込む前に、早めに医師や助産師に相談しアドバイスをもらうようにしましょう。

 

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