超優秀!母乳の免疫成分と卒乳時期の目安

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産まれるまでの間ずっと、お母さんのお腹の中で大切に大切に守られてきた赤ちゃん。

しかし外の世界に出てきた赤ちゃんは、空気中のウィルスや細菌に抵抗する力がまだ十分に備わっていません。

そんな恐ろしいウィルスや細菌から、お母さんの代わりになって赤ちゃんを守ってくれるのが『母乳』です。

赤ちゃんの健やかな成長に欠かせない母乳は、赤ちゃんにとって【完全食品】と言われるほど。

母乳には赤ちゃんを守るための成分がたくさん含まれているのです!

 

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母乳が赤ちゃんの未熟な免疫力を補う

通常赤ちゃんが飲む母乳は、口から入り、喉・食道・胃・小腸・大腸をつなぐ『消化管』の中で分解され、体内に吸収されていきます。

消化管には主に栄養を取り入れる役割があるのですが、取り入れるのは良いものばかりではありません。

病気の元となるアレルギー物質ウィルスなども、この消化管の粘膜にとりつく事によって、体内に入り込んできます。

生まれたばかりの赤ちゃんは消化管が未熟なので、病原体に侵入される危険性が大人よりも高いのです。

そんな赤ちゃんのピンチを救ってくれるのが、母乳に含まれる免疫成分です。

その免疫成分とはどのようなものなのか、その働きを具体的に見ていきましょう。

母乳の免疫成分の働き

 

消化管への付着を防ぐ

母乳の免疫成分には、病原体が消化管の粘膜に付着するのを防ぐ働きがあります。

母乳に含まれる「シアル酸」「ガングリオシド」「免疫グロブリン」というこれらの免疫成分が病原体と結合します。

これらの成分が病原体をカバーしてしまうので、病原体が消化管の粘膜に付着することを許さず、早い段階で体内への侵入を防いでくれます。

消化管のバリア機能を高める

 

母乳の免疫成分である、「リボ核酸」「ポリアミン」には、未熟な赤ちゃんの消化管機能の発達を促す働きがあります。

赤ちゃんにとって注意しなければならない「食物アレルギー」の原因となるアレルゲンが、消化管で吸収されるのをしっかりと防いでくれます。

病原体とたたかう力を高める

母乳にはウィルスや細菌の侵入や吸収を防ぐだけではありません。

万が一赤ちゃんの身体にそれらの病原体が侵入してきたときに、病原体とたたかう細胞の働きを高めるヌクレオチドという成分が活躍します。

さらに、母乳中には腸内環境を整える効果のある、『オリゴ糖』という成分が豊富に含まれています。

オリゴ糖にはいくつか種類がありますが、他のオリゴ糖と比べてみても、母乳オリゴ糖が最も悪玉菌の増殖を抑える効果に優れていることがわかっています。

 

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いつまで母乳を飲ませたら良いか

お母さんと赤ちゃんにとって、授乳タイムはお互いの絆を感じ深める、とても幸せで大切な時間ですよね。

しかし、母乳はいつまで続けるものなのでしょうか?

母乳をいつまで飲ませたらよいか、飲ませるべきかについては様々な意見や見解があるので、卒乳のタイミングは正確に定まっていません。

母乳には赤ちゃんにとって良い成分がたくさん含まれていたり、授乳することで、赤ちゃんに安心感や信頼感を与えることができます。

ですから、赤ちゃんが1歳を迎えたり、離乳食を始めたからといって母乳育児をやめる必要はありません。

お母さんと赤ちゃん双方が納得するまで授乳を続けても、何ら問題はないのです。

赤ちゃんが2歳頃に成長するまで授乳を続けるお母さんもいるほどです。
 

基本的に、生後5か月までの赤ちゃんは母乳から必要な栄養を摂取しています。

しかし5カ月を過ぎると、成長に伴い母乳だけでは赤ちゃんに必要な鉄分が不足してしまいます。

鉄分不足を解消するため、生後6カ月から母乳と並行して離乳食がスタートします。

離乳食を始めることにより、授乳量は自然と減っていきます。

では、栄養の観点から、離乳食開始後いつから母乳を必要としなくなるのでしょうか。

離乳食を開始して間もない頃は、主な栄養を母乳やミルクから摂っているため、いきなり授乳を止めてしまうと栄養不足になってしまいます。

離乳食も後期~完了期頃にさしかかれば、1日3回の食事から十分に栄養を摂れるようになるので、この頃から卒乳に向け、授乳回数を減らす親子が多いようです。

卒乳と断乳

乳離れにはいくつか種類があることを知っていますか?

『自然卒乳』と言われる自然な乳離れと、『断乳』と言われる急な乳離れの2種類が代表的です。

自然卒乳とは、子どもが自然に母乳を飲まなくなるまで授乳を続けるもので、子どもが無理なく徐々に乳離れすることができ理想的な方法だと言われています。

一方断乳とは、親の決めた日に授乳を中断する方法です。

授乳に対するプレッシャーや、疲れがたまっている、仕事を始めなければならないなど断乳の理由は様々ですが、どちらかというと母親の都合に因ることがほとんどでしょう。

一般的には自然卒乳が勧められているものの、家庭の事情や考え方によっては断乳を選ぶ事もあると思います。

どちらにせよ、授乳の時間が無くなることで赤ちゃんとのスキンシップの時間が減ってしまいます。

卒乳・断乳後も、赤ちゃんと遊んだり抱っこしたりと、積極的にコミュニケーションをとるように心がけてくださいね。

 

 

母乳をあげられる期間は、長い一生のうちほんのわずかな期間だけです。

お母さんと赤ちゃんだけのかけがえのない時間を、しっかりと楽しんでください。

 

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