離乳食の開始時期、早い・遅いとアレルギーの関係

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そろそろ離乳食を始めようかな…と考えるようになると、開始時期とアレルギーの関係が気になりませんか?
開始が早すぎるとアレルギーになるとか、逆に遅すぎると喘息やアトピーになるとか…

先輩ママさんのアドバイスは人によって違うし困りますよね!

 

これって実は時代と共にその常識も変わってきているからなのです。

周りの声に惑わされて後悔しないよう、離乳食開始時期とアレルギーの関係について一緒に考えてみましょう!

 

離乳食開始が早いとアレルギーを起こす説

医学博士の西原克成氏の著書に「早くから離乳食を開始するとアレルギーを引き起こしてしまう可能性が高くなる」という話があります。

腸内でタンパク質分解酵素が十分に分泌されないと、消化できずに抗体を生み出すのでアレルギー発症につながる。

だから赤ちゃんの消化能力が十分に発達してくるまで離乳食開始を待ってあげた方が良い、というものです。

 

この西原式では、1歳を過ぎるまでは離乳食を開始せず母乳やミルクで育てることを勧めています。

赤ちゃんが大人と同じように食べ物の栄養を消化できるようになるのは、なんと2歳半を過ぎる頃だそうで…

そう聞くと、母子手帳に書いてある5,6ヶ月よりもっとゆっくりした方が良いのかな~という気になりませんか?

 

近年はこれを受けて離乳食の開始時期を遅らせる人が増える傾向にあるようです。

実際に7ヵ月以降に開始したと答えた人が半数近くになっていることが「アレルギーに関する意識調査」で分かっています。

そしてこの西原式育児で、アレルギーが回避できたという意見が多数あるのも事実です。

 

自分自身がアトピーなので、「初めての離乳食は遅らせたほうが良いのか?」と悩みました。色々な情報を探していた時に西原式の育児方法をネットで見つけて実行しました。

「1歳になるまでは離乳食は与えないようにしよう!」と決意しましたが…周りの同年代の赤ちゃんが離乳食を順調に進める中のミルクだけは、心苦しい部分があったのは正直な気持ちです。

でも3歳になった我が子はアトピーやアレルギーもなく育ってくれているので、今となっては西原式を試して良かったと思っています。

引用:マーミー 離乳食開始時期の7つの目安

 

離乳食開始が遅いとアレルギーを起こす説

一方、農学博士の山村淳一さんは、「離乳食の開始時期を遅らせることでアレルギーのリスクが下がるわけではないと思う」と言っています。

その他にも、離乳食開始時期が遅すぎると2歳頃にアトピーや喘息を発症している可能性が高いなど、色々な問題点が学会で発表されているのです。

 

また、赤ちゃんが生まれる時にお母さんからもらってきた栄養も成長するにつれて体内に無くなってしまうわけですが、いつまでも母乳やミルクだけだと、その必要な栄養が摂取できなくて色々な問題に繋がることもわかってきました。

↑母乳やミルクのやめるタイミングや卒乳の方法!(関連記事)

 

 

たとえば、鉄分。離乳食開始時期が1歳を過ぎると、脳(中枢神経)の発達に欠かせない鉄分が不足してしまうそうです。

その他にも視覚や運動神経など、発達に様々な悪影響が出てくるとの事!

アレルギーを恐れるあまりに離乳食開始時期を遅らせすぎると、別のリスクもあるのですね。

 

それから、人の体には様々な食べ物を食べられるように「免疫寛容(めんえきかんよう)」という仕組みが備えられており、これは「食べること」によって獲得できるんだそうですよ。

 

赤ちゃんが初めての食べ物と出会う度にアレルギー発症のリスクが下がっていくのなら、恐がり過ぎは避けたいですよね!

↑赤ちゃんのアレルギー検査について(関連記事)

 

実際に離乳食を開始するベストな時期はいつ?

2007年に厚生労働省が「離乳食についてのガイドライン」を改正しました。

時代の移り変わりに伴って、現代の赤ちゃんにふさわしい離乳食の目安が示されたわけですね。

 

改正された点をご紹介すると、

◆生後2~3ヶ月ぁらの果汁やスープを与える離乳準備は不要になった。

◆適当とされる離乳食開始時期が遅くなり、5、6ヶ月を推奨。

◆完了時期は期間の幅が広くなり、12~18ヶ月を推奨。

◆初期・中期・後期・完了期の区分がなくなった。

◆与える量の単位が「グラム」でなく「さじ」に変わった。

このように、様々な状況を考慮して現代の赤ちゃんの離乳食に対する指針も変わりました。

母親や先輩ママ達の頃とは違う点が出てくるので、アドバイスを受けると逆に戸惑うことも起こるわけです。

 

では実際に離乳食を開始する時期としての正解はいつなのか?

これは「いつ」というはっきりした月齢では決められません!赤ちゃんには個人差があるからです。

ただアレルギーの観点からも、早すぎ・遅すぎのどちらも良くないということは言えそうですね。

 

そこで、離乳食を始めるベストなタイミングを赤ちゃんの様子から掴みましょう!

◎首がしっかり座っている

◎支えるとお座りができる

◎歯が生えてきた

◎よだれが増えてきた

◎食べ物に興味が出てきた

◎スプーンを口に入れると舌で押し出すことが少なくなった

◎生活リズムが整ってきた

いかがですか?

腸の消化酵素や栄養の必要数値が、ママの目に見えなくても、赤ちゃんはこのように全身で「そろそろ離乳食を始める頃だよ~」と教えてくれるのです!

なんともいじらしいですよね~♡

 

普段から一番近くで赤ちゃんを見ているあなたがしっかりとこの様子をキャッチすることで離乳食開始のタイミングを掴んであげてください。

もしも発育状況を不安に思う場合は、医師に相談してしっかり指導してもらいましょう。

 

離乳食の開始時期についてのまとめ

離乳食の開始時期については早すぎても遅すぎてもリスクがあり、アレルギーを完全に回避する正解はないようです。

月齢で決めるのではなく、赤ちゃんの様子を見てその開始時期を知る事が大切なのです。

今後も、赤ちゃんの発育やアレルギーに関しては、時代の移り変わりや研究が進むことで指針が変わる可能性があります。

 

赤ちゃんの様子をしっかり見て、その時が来たらゆったり楽しい気持ちで始めてくださいね♪

 

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